カテゴリー別アーカイブ: 牧神

9/4の仕事

牧神こと“アイギパン”の頭部の化石の下地が大まかにだが完成。これに樹脂粘土と結晶顔料を付着して後は磨きに磨いて化石化っぽくさせる。まだ下顎以下のベースはこれから。12月の銀座ギャルリー志門での個展、間に合うのかー… 吉祥寺PARADAの個展も同時期開催だ、ヤバイぞー…

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牧神“アイギパン”の化石、制作途中を…

人間の上半身に、山羊の足を持ち、頭には山羊の角を生やす牧師“アイギパン”。葦笛を吹き、恋多き男でもある。
哺乳類の多くは4足歩行で、後ろ足は踵から下(中足骨)が長く、爪先立ちである。人間は2足歩行で踵を地面に着いて歩く。その人間の上半身に4足歩行用の足が合体している。4足歩行の哺乳類は、捕食者から逃れるため獲物を追うために、速く走るという機能を傑出させ進化した。人間は前足で道具を使い何らかの作業をする。そのため速く走るという進化を捨てた。
人間は踵を着き、地面との接着面を多くし、2本足でもしっかり立てるようにした。人間の他に2足歩行をする動物は、鳥、それから恐竜がいるが、鳥は前足を翼に変えた。恐竜は尻尾の重量とのバランスを取るため、前足が浮いてしまった。カンガルーやウサギは時折遠くを確認するため2本足になるが、尻もちを着いてしまっている。アイギパンはどうして4本足用の脚を人間の胴体に装備したのだろうか?合いの子動物の哀しきドラマがそこには潜んでいるに違いない。

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牧神の化石発掘のための今日のエスキース!

上半身は人間、下半身は山羊、頭には山羊の角を持つ牧神 “アイギパン” は、一人のニンフ(妖精)に恋をする。その恋は実らずも、アイギパンはニンフをしつこく追いかける。ニンフはそれから逃れるために一本の葦に姿を変えたが、アイギパンはその葦を笛にしてしまい身のそばに置いた。何とも強引な形でアイギパンは恋を実らせてしまう。

アイギパンは羊飼いをしている時はもとより、神々の前でもその笛を吹いていた。それだけそのニンフに恋い焦がれていたのだろうか? ギリシャ神話を取り上げた映画などでも、なんとも三枚目的で道化役のアイギパン。心優しき愛くるしいキャラである。

ギリシャ神話の神々は変身できる。ゼウスは白鳥に変身し人間の女性を娶ってしまう。伝令神ヘルメスも山羊に変身しペネロペとの間にアイギパンをもうけた。ヘルメスの変身した姿がアイギパンの遺伝してしまったわけであるが、この牧神は陽気でまた恋多き牧畜の神。

ネイティブアメリカンのホピ族の神話にも、ココペリと言う縦笛を吹く農耕の神がいる。ココペリが笛を吹くと豊作、子宝、幸運をもたらすという。

アイギパンとココペリ、こうしてデッサンしてみると、何処と無く似てはいまいか?

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7/15のエスキース

牧神(アイギパン)の頭部の化石のエスキース!

ギリシャ神話に登場するの牧神で、上半身は人間、下半身には山羊の脚を持ち、頭部に山羊の角を持つ。巨人テュポンに盗まれたゼウスのアキレス腱を取り戻した。その際、テュポンの追跡から海に逃れるために、下半身を魚に変え、上半身を山羊に変えた。その姿がカプリコーンとなり、山羊座となった。

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