作成者別アーカイブ: 天久高広

天久高広 について

幻想動物の化石ハンター、画家で造形作家 現在の飛行機発明以前に人類が行った飛行への挑戦、その頃に使用された器具をテーマに鉛筆画を制作し、同時展開中!

神流町恐竜センター

30年近く前かなぁ、よく入り浸っていた吉祥寺のギャラリーで知り合った作家兼アンモナイトハンターの殿方に誘われて、当時は中里村と呼ばれていた群馬県の山奥へアンモナイト発掘に行ったことがある。2~3度便乗して出かけたそこは現在、神流町と名を変え恐竜センターが作られていた。
神流町では1953年に恐竜の足跡らしき化石が見つかっていた。そして1985年の再調査でその化石は、正式に恐竜の足跡だと認定されたそうだ。その頃は他にも幾つかの恐竜の部分化石が見つかっているし、近年もスピノサウルスの歯の化石などが見つかっている。神流町は白亜紀の地層が露出している山中地層帯の真ん中に位置している。
先日、久しぶりにその神流町までドライブした。もちろん恐竜に会いに。

恐竜に会える博物館なんかは日本にも数多くある。上野の国立科学博物館を始め、神奈川の生命の星・地球博物館、福井の恐竜博物館などなど。初老の僕でもワクワクする場所がいっぱいだ。しかし元も子もない話になるが、実はそれら博物館の展示物である化石標本の殆どはレプリカである。がーん!
国立科学博物館の T-レックスもアパトサウルスも、トリケラトプスやステゴサウルスにパキケファロサウルスの化石らも、本物ではないのである。本物はとてもフラジャイル。そんなものをフレームに縛り付けて無理やり立たせたり、シルク・ド・ソレイユのように天井から吊るしたりは出来ないのでしょう。本物は温度や湿度をしっかり管理された資料室に大切に保管されているのだ。

今日、神流町の恐竜センターで会うことのできた恐竜たちも、多くはレプリカである。メインの3階の会場では、モンゴルで発掘されたタルボサウルスがセンターを陣取っていた。このレプリカは、モンゴルから実物の化石をここ神流町まで運び、日本の研究者や技術者たちが復元したそうだ。その他の恐竜化石もほとんどがレプリカ。しかしそのクオリティには驚かされる。結局、私たち庶民は本物の化石を目にするチャンスは少ない。にしてもだ、これらのレプリカらは、「本物です」と言われたら「そうかーぁ、本物かーぁ、すげーぇ」と感動するほどのリアリティを持っている。ホント凄い技術だ!

展覧会のお知らせと、制作に悩んでいる出店予定作品。

5月27日(金)から6月9日(水)駒込の KOMAGOME1-14cas にて開催されるグループ展に参加いたします。参加アーティスト:有賀真澄 天久高広 石丸運人 城山宣弘 まちださとし 柴田高志
この展覧会は、昨年開催が予定されてれいました展覧会で、コロナ禍における予防策として1年の延期となったグループ展です。

私も、コロナ禍の期間、作品集制作に励み、新作を作る力と時間を生み出せないで過ごしましたが、この展覧会までに1点だけでもなんとか作りたいと思っています。

そこで、スフィンクスの全身骨格の化石なのですが、悩んで悩んでしまっております。
何に悩んでいるのかと言いますと、その骨格のデザインでございます。
先日投稿したスフィンクスは、美しい女性の頭骨に上半身は鳥の骨格、そこから下はライオンの骨格でした。
飛翔のためには、翼を羽ばたかせ風を掴まなくてはなりません。その為に翼の軸となる上腕骨を引きおろす胸筋がなくてはなりません。自らを浮かび上がらせるほどの風を掴む為には、その翼は大きなものになります、その胸筋はぶ厚いものとなるはずです。鳥の骨格の特徴の一つに、肥大した胸骨の竜骨突起と呼ばれる骨がついていますが、まさにその骨がこの胸筋を支えているわけです。
先日のデザインは、その機能を重視したデザインでした。しかし、神話に出てくる、例えばギュスターヴモローのオイデプスとスフィンクスのスフィンクス像のような妖艶さにかけたものになっている気がしました。化石を作り始めてからいくつかのスフィンクスを作っているのですが、現実的に裏付けをしっかりさせようとすると、悩みます。今日のスケッチは、美しい女性の上半身に単純にライオンの肩から下が合体したキメラ。そこに翼はライオン側の背中に生え、胸骨と竜骨突起もその胴体の肋骨の支点となっているデザインです。

先日投稿した、美しい女性の頭骨に上半身は鳥の骨格、そこから下はライオンの骨格で出来たスフィンクス。

過去に作ったスフィンクスの化石や鉛筆画

スフィンクス

スフィンクス。

ウィキペディアだと、ギリシア神話から引用して、『ライオンの身体、美しい人間の女性の顔と乳房のある胸、鷲の翼を持つ怪物』とある。所謂、人と鳥とライオンの合いの子のようだ。その骨格デザインを再検討している。ギュスターヴモローをはじめとした絵画作品にも登場するスフィンクスは、ライオンか、もしくはその他の大型ネコ科の動物に美女の頭部に魅惑的な乳房を持ち、背中に翼を生やしている姿で描かれている。
進化の系統樹を辿ると、この姿はどこにも属さない。古生代に脊椎動物が出現し、その中の魚類から我々の祖先の四肢動物へと進化した。その際、魚の鰭が四肢動物の手足となったわけだが、四足動物へ進化して以降、四肢は前脚と後脚の二対と決められた。鳥類は前脚を進化させて翼としたわけだから、前脚、即ち両手も持った上に翼も持つ脊椎動物はありえないと言うわけである。
と言うことで、スフィンクスや天使、サターンのように、両腕を持ち翼を持つ動物は、魚類以前にまた別の種への系統を辿ったと考えてみる。魚類から四肢動物へ進化して以降、その種の広がりは多種多様だ。しかし、四肢動物へ進化しなかったもののその姿の変容はは、四肢動物とは比べ物にならないほど単純だ。
スフィンクスらがその四肢動物に進化しなかったグループの中の子孫だとしたら、六肢動物の種。現在は絶滅してしまっていて、その化石も未だ発見されてもいない、そんな種がいたのだろうか?

とまぁ、上のスケッチで取り上げたいのは、骨格のデザイン的なところだ。ライオンの首から下の胴体に美しい女性の上半身が乗る。ライオンの肋骨が首から上にも連続していて、それが女性の肋骨と一体化しているデザインを作ることはできるだろう。
しかし、さらに鷲の翼を持つ。鳥が大空に羽ばたけるには、先ずは身体が軽くできている。軽くて強いに特化した骨の内部構造がある。それに、両腕を長く伸ばし羽を生やしている。その羽で力強く風を仰ぐための胸筋の筋力は半端ない。その筋力を支える胸骨や肋骨は、哺乳類や爬虫類のデザインでは耐ええない。鳥の胸骨は竜骨突起と言う船底の形をした突起状になっていて大きい。

他、幻想動物の飛翔に関してのスケッチ。

2021 新年、あけましておめでとうございます。

新年、明けましておめでとうございます。

昨年はコロナ禍一色、皆様の様々な活動も自粛せざる得ない一年でした。私も少なからず影響を受け、これからを模索する一年となりました。今年もこの難敵との戦いは続きそうが、出来ることをコツコツとやっていきたいと思います。

暮れ、生業の方が久々に忙しくなったため、年の瀬から今日までのんびりと、夫婦でプチ贅沢もしたりして過ごしていました。年始の挨拶も遅れましが、今年も皆さんのご多幸を心より願い祈っています。

私の一連の作品は一見ダークサイドものばかりですが、その奥に希望を忍ばせて制作しております。先ずは昨年から取り組んでおります自費出版本の編集も大詰めと言ったところですので、気合を入れ直して明日から頑張りたいと思います。

完成をどうぞ楽しみにしていてください。何らかで発表したいと思います。

本年も、天久高広をどうぞよろしくお願い致します。

ホームページ https://amekutakahiro.com

未だに、アプリは Adobe CS6 を使いつずけています。



Mac を買ったのは 2013年、OS は Mavericks。同時に仕事で不可欠な Adobe のソフトを購入し、その時代のバージョンは CS6 だった。Adobe のソフトは庶民にはとにかく高価なアプリで、泣いた。
そこから、Mac の OS は、およそ一年ごとにバージョンアップされていった。昨年 Catalina にバージョンアップされたタイミングで、普段使う 上のアプリである Adobe CS6 の Photoshop と Illustrator が使えなくなった。そこで、バージョンを一つ前の Mojave に戻した。すると、Photoshop と Illustrator は問題なく使えるようになった。

今、文化庁の助成金を申請して、作品集を作るつもりで動いでいる。制作費を出してもらえるからといっても、本作りには結構かかる。助成金の上限もあるので、入稿用の原稿を CS6 の InDsign を使って自分で製作しようと思った。InDsign は本原稿製作に特化したアプリ。以前勤めていた学校の資料作りに少し使ったことがある。InDsign は Photoshop と Illustrator を購入した際に同時に買っていた。あまり使ってはいないが、その頃は問題なく起動していた。しかし、ここへ来て Photoshop と Illustrator は起動できている MacのOS は Mojave で動かない。いろいろ考え、Mac のサポートにも相談し、いいアイデアを頂く事が出来た。
それは、Mac 以外の外付けハードHDに、InDesign が起動できる限界の Sierra というバージョンをインストールする方法。しかしそれがまた簡単ではなかった。先ず、外付けHDをパーテーションで2つに分け、その一つにバックアップを取り、もう一つに Mac OS の Sierraをインストールしようとしたが上手くいかない。そこで一旦この Mac が最初にインストールされていたOSバージョン Mavericks を一旦入れて、徐々に Sierra までバージョンアップしてをいくことに。Mavericks はすんなりインストール出来たが、その後の Sierra は入らない。Yosemite も入らない。El Capitan も入らない。だめだこりゃ!
でも、Mavericks でも InDsign は使えるのではないか?Adobe CS6 をインストール。サインインを求められてしまった。そしてサインインが出来なかった。後でサインインするをクリックして使えるようになった。が、サインインして製品登録しないと7日間で使えなくなると出てきた。これは、OS が Mavericks だと、仕様が旧タイプすぎて、インターネットにアクセスできないものが多いとある。きっとそれだと思い。なんとしてでも Sierra に上げたかった。何度やってもできなかった Sierra へのバージョンアップ。昨夜遅くに突如と出来た。摩訶不思議である。アナログ感満載の結果だ。映りの悪いブラウン管テレビを叩いて直すあれの感じである。後は全て問題なく登録もでき使えるようになった。

Mac のサポートは本当丁寧である。僕のサポート期間はとうの昔に切れているにも関わらず、本当親身になって相談に乗ってくれた。感謝感謝である。それに比べて Adobe はなんだー、冷たい!とまぁ、普通は Adobe さんの対応が一般的でしょう。文句なんて言えない。こんなに長く世話になってる。それすら奇跡!

因みに、Mavericks から始まった Mac を年々バージョンを上げて使い続けていると High Sierra 辺りからかなり動作が遅くなった。今回の外付けHDに前のバージョンのOSを入れて使うと比較的もと通りの早い速度で動いてくれる。お勧めできる方法ではないとは思うが!

本日、無事終了いたしました。

本日、9月15日から10月15日の間で参加させて頂いておりました『世界魔法道具の大図鑑』発売記念イベント、池袋三省堂書店1階カフェ『神保町いちのいちノおふくわけ』は、無事終了いたしました。全てお店任せであまり会場に覗けず失礼いたしましたが、コロナ禍の中にも関わらず足をお運び頂いた方には、心より心より感謝申し上げます。今後も地道に制作発表に挑戦してまいります。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

次回は12月、群馬の方で展示のチャンスをいただきました。
詳細は、後ほど。

ありがとうございました。

柿木の葉

秋が深まり、我が家の柿の木が葉を落とし始めた。

一枚また一枚と拾い上げると、その秋の破片はあまりに美しく鮮やかでで、感動なんてしてしまいました。

ゲルハルトリヒターの半生を描いた映画『ある画家の数奇な運命』明日封切りなんですね。この映画は観たい。しかし東京及び関東圏では上映していないようだ。一番近くて名古屋。これは参った。

今夜は十五夜。

パキケファロサウルス

パキケファロサウルスはとても好きな恐竜だ。

僕が子供の頃は、断然ステゴザウルスのファンだった。
しかし、2014年パシフィコ横浜で行われた『横浜恐竜展2014』で見たパキケファロサウルスの頭骨化石(レプリカだと思う)に心撃ち抜かれた。
丁度、自分の展覧会前で龍の頭骨化石の制作に取り掛かっていた。そこでこのパキケ君の成長段階が見れる展示に飛びついた。特に幼少時代の頭骨は、正に龍そのもの。
その後、ジュラシックワールド(映画)なんかにも出てきたが、いまだに大好きな恐竜だ。
頭骨のことを言うと、頭頂部が河童のようにドーム型のやや出っ張った印象のため、それをマウンティングとしての頭突きに使っていたとされる。歯は爬虫類のそれに近い。だが、草食恐竜に分類されている。ここは疑問に思う。下顎骨全体も関節突起が頭蓋骨の後ろで接合し筋突起が小さい。現代の草食動物は関節突起は頭蓋骨の下部で接合され、筋突起が上顎洞に食い込んでいる。パキケくんのそれはどちらかと言うとワニやトカゲのそれに近い。哺乳類と爬虫類の間の生き物、そんな存在ではなかったろうか?


パキケファロサウルス Pachycephalosaurs
鳥盤目 周飾頭亜目 堅頭竜下目
中生代 白亜紀後期に生息した草食性恐竜
体長4〜8m
アメリカ モンタナ州にて化石発見

本日取り組んだ鉛筆画、ちょっと男前になりすぎたか!

龍は世界中のほとんどの神話に何らかの形で登場する。雨のシンボル、川のシンボル、池に住みつき守り神となったり、いろいろだ。
全長は50メートル、いや100メートルはあろうか、それが空に舞、雷を撃ち、雨を呼ぶ。
はたまた、人間に化けて村人に近づいたり。
西洋のドラゴンが悪魔の使いのような存在に対しては正反対出る。
山の神、水の神の象徴的な捉われ方が多い。

上の図に描いたような姿だと、仮に全長50メートルとしても胴回りは7〜8メートルはありそうだ。頭の長さも3メートル近い。

池袋三省堂書店一階『神保町いちのいちノおふくわけ』にて

有名な話かもしれませんが、ゴジラはゴリラとクジラが合体して出来た名前だそうです。容姿的にはゴッツイ龍って感じですが、海中を生活圏にしているところはクジラですね。ゴリラの要素としては顔がちょっと似てて強いってところかな。

神話世界には沢山の合体型の怪獣が登場します。そんな化石を未来の地球にタイムトラベルして発掘してまいりました。現代の地層の中にそれらは眠っていました。

そのうち、ゴジラの化石も出てくるかもしれませんね!

それらを展示している展覧会は、池袋三省堂書店1階ハッカカフェ『神保町いちのいちノおふくわけ』にて。私の参加は一旦29日まで。その後は会場の模様替えを経て、何点かは10月15日まで見て頂けます。
本日、私もちょっと顔を出してきました。その化石たちにも再会。
来場者も、結構不思議な顔はするもののジックリと見てくれている。