パキケファロサウルスはとても好きな恐竜だ。
僕が子供の頃は、断然ステゴザウルスのファンだった。
しかし、2014年パシフィコ横浜で行われた『横浜恐竜展2014』で見たパキケファロサウルスの頭骨化石(レプリカだと思う)に心撃ち抜かれた。
丁度、自分の展覧会前で龍の頭骨化石の制作に取り掛かっていた。そこでこのパキケ君の成長段階が見れる展示に飛びついた。特に幼少時代の頭骨は、正に龍そのもの。
その後、ジュラシックワールド(映画)なんかにも出てきたが、いまだに大好きな恐竜だ。
頭骨のことを言うと、頭頂部が河童のようにドーム型のやや出っ張った印象のため、それをマウンティングとしての頭突きに使っていたとされる。歯は爬虫類のそれに近い。だが、草食恐竜に分類されている。ここは疑問に思う。下顎骨全体も関節突起が頭蓋骨の後ろで接合し筋突起が小さい。現代の草食動物は関節突起は頭蓋骨の下部で接合され、筋突起が上顎洞に食い込んでいる。パキケくんのそれはどちらかと言うとワニやトカゲのそれに近い。哺乳類と爬虫類の間の生き物、そんな存在ではなかったろうか?
パキケファロサウルス Pachycephalosaurs
鳥盤目 周飾頭亜目 堅頭竜下目
中生代 白亜紀後期に生息した草食性恐竜
体長4〜8m
アメリカ モンタナ州にて化石発見
本日取り組んだ鉛筆画、ちょっと男前になりすぎたか!