飛行装具 Ⅶ

夜の帳は下りて
静寂の中に鏤めし星々は
死者たちの燭
蒼白く輝き天に顕れる

夜の帳は下りて
時折 真っ逆さまに落ちる幾つかは
どこへ落ちたか
遥か森の向こうの産声に注いだか

夜の帳は下りて
静寂を砕いたものは一羽の鳥
落ちた星を追いかけ飛び立てば
蒼白い鳴き声で産声に呼応する

夜の帳は下りて
静寂の中に鏤めし星々は
死者たちの燭
幽かな震えを纏い朝に沈む


飛行装具 Ⅶ鉛筆画

*16世紀の中世フランス製の飛行装具
鳥の羽根を木製の骨組みと固定し、皮や金属パーツも多く要所に用いている。
自転車のようにペダルを漕ぐと、前輪とともに翼が上下する仕組み。
それにしても大きな鳥の翼である 現在は絶滅してるであろうこの鳥は、トキの翼に似た羽根を持つ。

 

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