アルシノイテリウム

アルシノイテリウムは、約3500から2300万年前の、新生代古第三紀始新世後期後半に生息していた重脚目の哺乳類だ。サイのような角をV字型に持ち、象のような重量感のある体格で、現在のエジプトを中心としたアフロアラビアの主に湿地帯に暮らしていたと考えられている。

特長的なV字の角は角ではなく頭骨そのもので、そこに遺る血管の跡から皮膚で覆われていたと考えられている。中は空洞で、大きく声を響かせるための反響骨として使われていたとも考えられている。

現在発掘されている完璧な化石は一体のみで、ロンドンの The Natural History Museum に収められている。従って、東京上野の化石はレプリカである。そのレプリカを幾度となく見に行っているが、今回そのアルシノイテリウムの当時の姿の想像図にトライした。

皮膚の張ったV字型の頭骨、トリケラトプスに似たシャープな顔、口の周りはそれとは違い現在のサイと言った感じだろうか。胴体は横に広がる肋骨からカバを思わせる。手脚は象のそれに似て、体長約3m、肩高約1.8mの堂々とした体格だ。臼歯が比較的高歯冠化していることから、比較的堅い植物を食べていたと思われる。

名の由来は、化石の発掘場所がプトレマイオス朝時代のエジプト女王アルシノエ2世の宮殿遺跡近くで発見されたため、その女王の名がついた。今後の研究の進展も楽しみである。

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久しぶりに整理整頓した我が仕事場。いつもこうでありたい!
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