スフィンクスの一種

古代エジプトにおけるスフィンクスと、メソポタミアやギリシア神話におけるそれとはかなり違った存在に思える。古代エジプトでは、ファラオと百獣の王ライオンが合体した神聖な存在であり、メソポタミアやギリシア神話では、ライオンの身体に美しい人間の女性の顔を持ち、鷲の翼を生やした怪物とされる。蛇女エキドナの娘であるとも云われ、旅人に謎を投げかけ、答えられなければ殺して食べていたと言う恐ろしい存在である。因みに、古代エジプトでは、男性のスフィンクスもいれば女性のそれもいる。

スフィンクスの一種
昨年暮れの銀座ギャルリー志門での個展に出品した『スフィンクスの一種』ギュスターヴモローのスフィンクス像のプロポーションを参考にした化石作品。ライオンの身体に首から上が女性、乳房は表現していないが、前脚の間にあった。鷲の翼はライオンの肩甲骨の上あたりから生えている。


今日制作の鉛筆画、現在取り組んでいるスフィンクスの化石発掘(制作)の為のエスキース。

スフィンクス

ライオンの身体に人間の女性の上半身を合体させるなんて、骨格的なバランスを取るのに苦労する幻想動物である。スフィンクスをモチーフにした絵画作品の多くは、ライオンの首から人間の身体になっている。従って、ライオンの首が伸び上がってそこに美しい女性の頭部が乗っている。さらにはライオンの前脚の間に乳房を持ち、肩から翼が生える。今日のデッサンではそのタイプのスフィンクスとは違ったオリジナルのスフィンクスに挑戦している。参考にしたのはケンタウロスのように、ライオンの身体の首から上に女性の胸部から上が乗っているタイプ。この方が骨格的デザインがしっくりくる。しかし胸部臓器を二つづつ持つ怪獣となってしまうが。進化論的にはあり得ませんかね。

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