天使の化石

ー天使の一種ー

『天使の一種』、大理石の中にトラバーチンというイタリア産の天然石がある。それを隣におき制作した天使の化石である。大理石は石灰岩に属し、温泉沈殿物や鉱物を主成分とする。石の形成には、マグマの熱、体積による圧力、長い年月が必要であるが、トラバーチンは比較的浅いテーテス海(今の中部イタリアから地中海)で出来た地層にあるため、あまり圧力を受けずに形成され、多孔質(気孔の多い)で、もろく雨水を吸い、日本の…気候では黴びやすいので、建築のエクステリアではあまり使われてこなかった。しかしなんとも乾いた空気感の哀愁ある石である。そんな石に似せるために、石の下地には粗めの方解末や水晶粉を敷き、炭酸カルシウムや胡粉などにベージュ色の顔料を混ぜたものを、接着剤を塗った上に何層も降り積もらせる。その中に骨跡となる部分を削り、そこに樹脂分を多く練った顔料を埋めて整形して出来た化石だ。『天使は化石にはならない』それはそうだろうと思う。しかし、設定が2億年後で、我々の文明が滅亡してしまったであろう時代に、物的なものが跡るのか?イメージが跡るのか?僕は、この文明の様々な豊かな心の中が跡っていてほしいと願って、この作品を創った!発掘した!因みの、トラバーチンのエクステリアで有名な建物は、ローマのコロッセオ、インドのタージマハール。ピラミッドはライムストーンらしい。日本で言えば大谷石なんかは性質的に近いのでは?フランクロイドライトの旧帝国ホテル。もっと見る

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